皆さん、こんにちは。
細ーいお目々がチャームポイント、バーチャルチベットスナギツネの砂月チトです。
今回は、記事投稿時点で再販が開始した”白ブラス”こと「ブラス:バーミンガム」についてレビューをしていこうと思います。
さて、このブログを読んでくださってる皆さんは「ボードゲームギーク」というサイトを御存知でしょうか?
ボドゲについてある程度知った方は通るであろう道、それが世界的なボドゲランキングサイト、BGGことボードゲームギークです。
なんかカタカナで書くとカッコ悪い気がする。
で、そのサイトで執筆時点で一位の座に居るのが、今回レビューする白ブラスなのです。
僕がボドゲを始めたのが23年の3月で、その頃にはすでに一位だったので、僕が知っている限りでも一年間はトップに居座ってるんですね。
若干長くなりすぎた前置きも終わりにして、本題のゲームのお話をしましょう。
まずは、「ブラス:バーミンガム」とはなんぞやってところから。
ジャンルはネットワーク構築、タイル配置といったところでしょうか。
バーミンガムを中心とした1770年代のブラック・カントリーの都市を船やら鉄道やらで繋げて、都市に産業タイルを配置して、条件を満たせば収入アップに勝利点も貰えます。
そんな白ブラスですが、デザイナーはかの有名な(ある意味悪名高き)”マーティン・ウォレス”氏が関わっています。
そうです、あの人が関わってしまえば最後、お金に終始苦しむことになります。
このゲームも例に漏れず、アクションにはしっかりと借金の文字が。
さらにさらに。このゲームは1770~1870年までの100年を描くゲームなのですが、途中で時代が大きく動くのです。
前半は船で物資を輸送する運河の時代。建物も比較的お安く建てることが出来ます。
しかし、前半ラウンドが終わったその瞬間、悲劇が起きます。
頑張って敷設した運河もTierⅠの建物も(一部を除いて)全てがメインボードから消え去ります。
あぁ、あんなに発展していた街並みは今やすっからかん。
ですが、ここからが本番です。
前半の得点計算が終わり、メインボードが寂しくなった後、本当の戦いが幕を開けるのです。
たっかいお金に貴重な資源を潤沢に使って鉄道を敷設し、都市には高額で高得点の産業タイルがどんどん並ぶ。
前半ラウンドがまるでおままごとだったかのように急速に発展していくブラック・カントリー。
おぉ、これが産業革命か!とひしひしと感じられる素晴らしいプレイ感。
1タイル裏返せば収入は一気に伸び、鉄道を引けば手持ちのお金はすっからかん。
でも収入が入ればまた建てられる。
うーん、いいバランス。ぐんぐん成長していくというよりも、じっくりと町が発展していくこの重厚感。
もちろん、これが隠していた切り札だ!一発高得点!気持ちいい!も好きです。
でも、このゲームはそうじゃない。
真綿で首を絞めるかのようにじわじわと襲い来る金銭不足に悩み、人の得点になってでも資源を使って線路を引き産業を興す。
この一手は最善手なのか、今自分は敵にとって都合の良い動きをしたのでは?
そんなジレンマの中、一手ずつ慎重かつ大胆にアクションしていく。
そして狙っていた一手が決まった瞬間、溢れ出るのではなく、滲み出るドーパミン。
そう、このプレイ感こそが白ブラスなのだ。
と、熱く語ってしまいたくなる程、僕はこのゲームにハマってしまっています。
果たしてこれはレビューなのか?初めて書いたしレビューってことにしとこう。
できれば点数とかも付けたいところですが、そういうのはもっと詳しい人に任せよう。
では、僕なりに総評を。
総評
じわじわ気持ちいいタイプのゲーム。
一発大きいことを!ってのも出来るけど、どちらかというと地道なプレイ感。
派手さはないけれど、しっかり楽しい。
点数
10点。文句なしの最高点です。
彼女総評
線路をたくさん敷設して点を稼ぐのが楽しい!
でも、借金は苦手・・・
と、言うわけで。
慣れないレビューはまるで感想のようになってしまいましたが、これでいいんでしょうか?分からない。でも書いてて楽しかったしいいかー。
もしかしたらもっといいレビューの仕方をいつか思いついて書き直すかもしれない。
でも、僕は今急いで書いているのです。
今回の再販を逃して、ブラス難民になる方が少しでも減るように。
急いで記事をお届けせねば!
そして皆でウォレス沼に沈もう!